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ドラえもん 【どらえもん】 ジャンル アクション シューティング 対応機種 ファミリーコンピュータ メディア 1.5MbitROMカートリッジ 発売・開発元 ハドソン 発売日 1986年12月12日 定価 5,500円(税別) 判定 良作 ドラえもんシリーズ 概要 特徴 評価点 問題点 全体的に難易度が高い その他の問題点 総評 余談 概要 メジャーな家庭用据置ハードで発売されたドラえもんゲームとしては初めての作品。 出回るソフトの少なかった前期ファミコン時代において、原作を理解し、ドラえもんのキャラクターを活かしたゲームシステムを構築。 初期の劇場版作品である『のび太の宇宙開拓史』(1981年)『のび太の大魔境』(1982年)『のび太の海底鬼岩城』(1983年)をモチーフとし、それぞれで1ステージずつの全3ステージ構成。 特徴 基本システムは、ライフ 残機制のアクションゲーム。敵や敵弾に触れるとライフが減少し、ライフが完全になくなると1ミス。デフォルトの残機は3とこの時期のゲームとしては標準。プレイヤーエクステンドは点数制で2万点、8万点、20万点、50万点、100万点の5回のみ。50万、100万点はやり込みでもしない限り現実的ではないので実質は3回しかない。残機1UPは1面に1個あるだけで、事実上のドラえもんの最大残機は9である。ライフゲージはスタート時は8目盛り分しかないが、道中で特定のアイテムを獲得していくことで、最終的に32目盛り分まで伸ばせる。 ライフが伸びても後半はダメージ後の無敵時間が皆無になるため、ゲームバランスが崩壊することはない。 なおライフ回復アイテムもきちんと存在している。 ステージ数は全3ステージと少なめだが、ステージ1がトップビュー探索アクション、ステージ2が横 縦スクロールシューティング、ステージ3がサイドビュー画面切り替え型探索アクション、と全く異なるシステムを採用している。 + 各ステージ詳細 ステージ1「開拓編」 トカイトカイ星からスタート。 最初は何も持っていないドラえもんを操作し、ショックガンなどの武器や、次のエリアへ進むためのどこでもドア、マンホールなどを探しながら進んでいく。地下やボス戦などはサイドビュー。 コーヤコーヤ星のガルタイト鉱業内でブルロボを破壊すれば、捕らえられていたのび太を救出し、クリアとなる。 ステージ2「魔境編」 3エリアに分かれており、各エリアごとにボスが登場する。 基本は右スクロールシューティングだが、場面に応じて上スクロール・下スクロールにもなる。 初期武器は連射性能が高い代わりに威力の低いショックガン。道中で手に入るスモールライトはボス以外全てのザコを一発で倒せるが、連射はできない。 各所に進行方向が変わる分かれ道が隠れていて、強力なアイテムを入手したり、ジャイアン・スネ夫を仲間にできる。また、最終エリアは正しい分かれ道を進まないとループしてしまう作りになっている。 ジャイアンとスネ夫はオプションとなり、敵や壁に接触してもダメージを受けず、それぞれに設定された攻撃方法で弾を撃ち、ドラえもんを援護する。 ジャイアンが仲間にいる間のみ、IIコンのマイクを使うことでダミ声攻撃となり、画面上のすべての敵を全滅させられる。 ゲーム中1回しか使えないが、エリアボスにさえ通用する攻撃であり、またジャイアンが殺人的音痴という原作の設定を良く活かした攻撃と言える。 ステージ3「海底編」 前ステージまでに助けたのび太、ジャイアン、スネ夫が再び敵にさらわれたため、彼らを宝箱から救出する。 鬼岩城前に3人を集めると扉が開いて先に進めるようになり、最後に鬼岩城最深部のポセイドンを倒せばしずかちゃんも救出でき、ゲームクリアとなる。 ドラえもんの武器は2連射可能な水圧砲。サイドビューの画面切り替え型探索アクション。 宝箱を開ける「カギ」、特定の壁を壊す「通り抜けフープ」、通常攻撃の効かない海ヘビを唯一倒せる「御守り」、アイテム・仲間を2つまで同時に携帯できる「取り寄せバッグ」の4つのアイテムが登場。それに加え、のび太・ジャイアン・スネ夫もアイテム扱いとなる。 ドラえもん自身は1つしかアイテムを持てないが、画面を切り替えてもアイテムは消滅しないため、場面に応じて必要なアイテムを持ち替えたり運んだりするパズル的要素もある。 基本的に各ステージは独立しており、ライフゲージの目盛り・残機数・スコア以外の継続要素はないが、特定アイテムを取得しておくと次のステージはそのアイテムを所持した状態からの開始となる。 ステージ1中盤に「スモールライト」が隠されており、これを取得しておくと、ステージ2は「スモールライト」を所持して開始。 ステージ2のアイテムとして「通り抜けフープ」が出現。これを取得しておくと、ステージ3は「通り抜けフープ」を所持して開始。 大長編の仲間キャラなどは基本的に登場しない。 稀少な例外としてステージ1には隠しキャラで「チャミー」、ステージ3には同じく隠しで「ドラミちゃん」が仕込まれている。また仲間と言っていいかは疑わしいが、ステージ2のとある地点では「バウワンコの巨神像」が背景として描かれている。 残念ながら『海底鬼岩城』の感動的エピソードの主役「バギーちゃん」こと水中バギーは登場しない。 評価点 原作理解 ドラえもんの世界観を上手くゲームに盛り込んでいる。 「空気砲」や「通り抜けフープ」など、武器や必須アイテムにひみつ道具などをいろいろ取り込んでいる。ちなみに、ライフ回復アイテムはドラえもんの好物のどら焼き。 また、芸も細かく、たとえば「ヒラリマント」を持った状態で敵の攻撃を受けるとドラえもんがマントで攻撃をかわすモーションを取る、ステージ3に登場するのび太は泳げないという設定に基づいてか浮き輪を着用、隠しキャラクターとして『宇宙開拓史』のチャミーやドラミちゃんなどが登場する、など。 グラフィック キャラクターのチップは小さいながらも特徴をよくとらえていて、一目でドラえもんたちだと分かる。ファミコン初期のキャラゲーとして、かなり秀逸な部類に入る。 ステージの背景や敵のデザインも全体的に完成度が高い。原作そのままでこそないものの、うまくゲーム用として世界観を再解釈し落とし込んでいる。むしろ、かなり大胆なアレンジを施しているにもかかわらず、きちんといかにも各作品の世界の中を冒険している気分になれるという意味で傑出している。 ゲームシステム ステージは1から3までと少なさを感じるかもしれないが、1ステージがそこそこ広く、しかもすべてシステムの異なるステージであり、それぞれに個性があるのでやりごたえはあると言える。 ゲームの難易度が高く、低年齢層にとってハードルが高いのは事実だが、裏技ではあるものの救済策としてコンティニューや面セレクトがあり、これを知っているとステージクリアが格段に楽になる。また後半の面も手軽に楽しむことができる配慮は当時としてはかなり良心的な部類に入る。個性が違う3つのステージだからこそ好きに遊べるようになる面セレクトの存在は大きかったのではないだろうか? スタート時の得点を異常に高くして残機を増やす裏技もあるにはあるが、こちらはカセットずらしを利用するもので意図的に用意されたものではない。 真エンディングを見るためには面セレクトを使わず、きちんと1面から通してクリアする必要がある(*1)。そのため、通しプレイでクリアすることにもちゃんと意味がある。 BGM ゲーム中に流れるBGMの多くが「ドラえもんのうた」の曲を大胆にアレンジしたものがベースとなっており、総じて親しみやすく評判の高い曲である。特に魔境編のBGM3曲はいずれも名曲として名高い。 作中のオリジナルBGMもドラえもんっぽさが出ていて、とても好評。 問題点 全体的に難易度が高い 良くも悪くもハドソン恒例の「連打ゲー」であり難易度は高め、そして仕掛けがノーヒント。「ドラえもん作品」ということで発売当時はコロコロコミックや「小学○年生」シリーズで毎月のように攻略情報や裏技の特集記事が組まれていたが、これらを読んでいない子供たちにはきついものがあった。 ステージ1では隠されているマンホールやどこでもドア、アイテムを探しながら進むことになるが、隠し場所は全くのノーヒント。手当たり次第に撃ちまくって探すしかない。どうにかコーヤコーヤ星へ進めても、そちらでは敵の攻撃が突然激しくなり場所によっては弾幕に近い攻撃が襲いかかる。 隠し要素のあるマスに当たると自弾がそこでストップしてしまうため、隠し要素と敵が一直線に並んだ場合、自弾が敵に当たらず、倒すはずだった敵が弾を発射した場合敵弾の被弾を許してしまうというリスクに繋がってしまっている。 最初から見えているマンホール3つには、初期武器、体力回復&体力増強、1UPアイテムがある。 強力な武器や連射アイテムもほぼすべて隠しアイテム。これらを入手できていないと先へ進むことすら難しい。 ミスした場合のリスタートは大抵ミスした場所の近くか地下通路の入り口になるのだが、最後のガルタイト鉱業内でミスすると、なんとコーヤコーヤ星の最初まで戻されてしまい、相当面倒なことになる。 コーヤコーヤ星では敵の攻撃が激しすぎて頻繁に処理落ちを起こすのだが、処理落ちを起こすとスローモーション状態になるため逆に攻撃はよけやすくなる。そのため処理落ちが非常に目立つにもかかわらずあまり問題視されなかった。 ステージ2では隠し通路へ進まなければアイテムが入手できない。エリア2以降では、隠し通路に見せかけた正規ルートがありそこを通らなければ永久にループする。 アイテムを入手できても、ドラえもんが4回攻撃を受けるとアイテムを失ってしまう。このため、「敵の攻撃でアイテムを失う→再度アイテム入手しても、猛攻でまたすぐ失ってしまう」といった悪循環に陥りやすい。 しかも低ライフ時にはアイテムがどら焼きになってしまう。 どら焼きをいつでも入手できるのだが、普通は思いつかない入手方法の上ノーヒント。また、方法を知っていたとしてもスモールライトを持っていたりジャイアンやスネ夫を連れていたら軌道や当たり判定の関係で狙ってもなかなか取れない難しい条件。 その割に狙わないで偶然取れることは結構多く、何の前触れもなく飛んできたどら焼きに驚いたプレイヤーは多い。 どら焼きは上記アイテム喪失のカウントリセットも兼ねているため、これを知っているか知らないかで相当に難易度が変わる。 加えてステージ2のザコ・ボス共に耐久力が高く、ボスは「スモールライト」でも32発当てないと倒せず、ザコも「スモールライト」なしだと8発~32発当てないと倒せない敵がゾロゾロ出現する。 挙げ句の果てにこのステージは「戻り復活」であり、ミスしたらそのエリアの最初に戻される。 アイテムはカンストすると10万点がアイテムの代わりに手に入る。プレイヤーエクステンドが点数制なので10万点はかなり大きいが、アイテム喪失のカウントリセットはされない。 何よりきついのはコーヤコーヤ星やステージ2ではほぼすべての敵が弾を撃ってくるというのが辛い。ただ、弾によるダメージより敵に接触の方がダメージが大きい場面ではあえて弾に当たって危険地帯を通り抜けるというテクニックもある。 ステージ3ではまず広いマップ内からアイテムを探さなければならず、宝箱も8個がマップ内に点在しておりどれに仲間が入っているかはランダムなため、アイテムの次は宝箱探しに奔走することになる。 ステージ3のみダメージを受けたときの無敵時間がないため、敵に捕まったまま逃げられずにダメージを食らい続け、一瞬で死ぬのはザラ。 この時代にオートマッピングといったプレイヤーに優しい機能はもちろん存在しないので、プレイヤーが自前でマッピングするか地図を暗記するか、あるいは攻略情報の掲載された雑誌・攻略本を購入しなければならない。アイテムや仲間の場所を忘れ迷子になるのもザラ。 鍵を使い宝箱を開けても、半分以上の確率で特定のアイテムを使わなければ絶対に倒せない「海ヘビ」という敵が出てくる。倒すまではクロックタワーのシザーマンのようにどこでも出没し、挙動不振な動きも相まって非常に厄介。恐ろしい音楽も流れるので軽くトラウマに。 しかもこいつは壁抜けができるため、障害物で道のりが遠い場所だがマップでは隣接している場所に唐突に現れることもある。 宝箱のうち3個を守っている「大ダコ」が恐ろしく強く、生半可な連射能力ではまず倒せない。後述の「元気キャンディ」をすべて取っていないとさらにその攻略難度が跳ね上がる。 足を8発攻撃すれば倒せるが、足に吸い付かれるとものすごい勢いで連続ダメージを受けるため連射が必要。足を避けようとしても大ダコや地形のせいで空間が狭くヒット&アウェイ戦法はきわめて困難。ちなみにデモ画面のステージ3では、大ダコに為す術もなく瞬殺されている。 倒せたとしても受けるダメージがすさまじいうえ、倒した直後に強敵の部類に入るガイコツが大量に発生したり、他で発生した「海ヘビ」が出現したりするので、このゲームの中でも特に死にやすいイベントとなっている。 8つある宝箱のうち3つは「大ダコ」の下にあるため、それを相手せずに仲間を全員救出できる確率はかなり低く(*2)、「大ダコ」とはほぼ戦わざるを得ない。本作が3面になって難易度が突然跳ね上がると言われる理由の1つになっている。 そしてやっとの思いで「大ダコ」を倒し、「大ダコ」が守っていた宝箱を開けたら「海ヘビ」だったというのもよくある話である。 一定時間以上同じ画面に居続けると画面上にいるアイテムや敵を1個だけさらう「幽霊」という敵が出る(*3)。アイテムをさらわれた場合、隣接したマップにアイテムが現れるが「幽霊」が画面から消えたときのドラえもんの位置によって方向が決まっていて、その場所へ行く近道があるとは限らず、アイテムを求めてさらにうろつく羽目になる。 「幽霊」の登場タイミングは結構シビアなので行動パターンを覚えるまではのんびりマッピングしている余裕はない。覚えてしまえばその程度の余裕は簡単に作ることができるが、その頃にはマップをだいぶ覚えていることが多いためあまりマッピングするプレイヤーはいなかった。 救済措置として比較的場所を覚えやすく、「海ヘビ」「幽霊」を含めて敵が全く出ない画面が数箇所ある。この場所を覚え、そこでアイテムを整理するのが攻略上重要なテクニックとされていた。 ダイヤモンドや金塊を取り過ぎると「拷問部屋」に強制的にワープし、ドラ焼きを20個取るか、死ぬまで大量のガイコツの攻撃を受け続けなくてはならない(*4)。一定時間敵の攻撃を耐え切る、あるいは敵に混じって時々飛んで来るドラ焼きを取り続けることで脱出できるものの(*5)、結構難しい。閉所で大量のガイコツに襲われる光景は恐ろしい音楽と相まって相当の恐怖。マイティボンジャックと酷似している。 そもそも全ステージを通して、恐怖要素を入れ過ぎである。ステージ1後半の墓場の演出や音楽ですらかなりのものである。ステージ3においては前述した通り、グラフィックや音楽、難易度が狙ったとしか思えないような域に達しており、現代の感覚ではやや厳しいものがある(当時の子供たちには全然問題ないが)。特に鬼岩城内部は、普通より速く動くザコ敵(特にガイコツ)や狭い通路での「海ヘビ」ゾーンにより、難易度は高くないものの怖さで断念した小学生は多数いたと思われる。 復活場所は「通り抜けフープ」のある場所になっている(*6)が、このとき条件次第でハマる。具体的には以下の条件。 通り抜けフープを何らかの理由で岩の中に閉じ込めてしまい(*7)、幽霊に盗ませられない状況に陥る。 取り寄せバッグが取れない位置にある。 復活場所からドラミちゃん(*8)登場ポイントに行けない。またはすでに一回呼んでいる。 仲間を宝箱から救出できない、壁の向こうにいる(*9)、鬼岩城の門に行けない、の3つのうちいずれかを満たす。 ライフゲージ増加アイテムを見逃しやすい。 「元気キャンディ」が各ステージに2個ずつあるが、特にステージ1と2の「元気キャンディ」は取り逃しやすく、初心者は負のスパイラルに陥りがちになる。 ステージ1 1つ目は次のブロックへワープするドアをスルーした先にあるマンホールの中に置かれている、2つ目は何もないところを打ちまくらないと出ない。 ステージ2 ジャイアン・スネ夫を連れ、「スモールライト」と「ヒラリマント」を手に入れるなど条件を揃えた状態で隠し通路に入ると入手。 ステージ3 通常マップ内に配置、うち1つは通り抜けフープが必要。 ステージ3で、再開地点は通り抜けフープの場所だが、まだ取っていなくてもフープがある場所に飛ばされるため、マップを知らないと、いきなり知らない場所に飛ばされて迷う怖れも。 その他の問題点 原作との齟齬 時代的にある程度仕方がない面もあるが、原作の強敵がただのザコになっていたり、原作に影も形もないザコ敵キャラクターが大量に登場したりと、敵キャラクターに関してはかなりオリジナル改変が行われている。 宇宙開拓史のブルトレインがブルロボになっている。元は機関車型の宇宙戦艦なので、そのままではステージ構成の関係で出しづらかったのだろうか。 ステージ2のボスは劇場版の『大魔境』のラスボス「ダブランダー」にそっくりだが頭だけになっており名前も「ケンタウルス」と変名されている。本来のケンタウルス(馬人)とは全く関係がない。 ドラミは『海底鬼岩城』終了時点では銀幕デビュー前である(当時登場していたのは1984年の『魔界大冒険』のみで次の登場は1988年の『パラレル西遊記』)。 総評 ファミコン時代前期のゲームらしく難易度は高いが、決してクリア不可能な難しさではなく、遊び応えのあるアクションに仕上がっている。 3種類のステージがどれも良く出来ており、原作を理解した上で各ステージにおいて高いゲームクオリティを維持し、ゲームを面白くするためのアレンジも加えた良質なキャラゲーだと言える。 余談 正式タイトルが『ドラえもん』なので、他のドラえもんのゲーム(特に、4年後に同じくFCで発売された『ギガゾンビの逆襲』)と区別するために、カセットの色から通称『白ドラ』と呼ばれることもある。 なお、ファミコンソフトとしては本作がハドソンの最初で最後のドラえもんゲームとなり、以後はエポック社が長年展開していくこととなる。 PCエンジンソフト『ドラえもん 迷宮大作戦』『ドラえもん のび太のドラビアンナイト』がハドソンからの発売である。 雑誌『ゲームサイド』で、高橋名人が本作の開発裏話を語っている。 「『ハットリ君』が3日で100万本売れたので、ドラえもん作らない?とコロコロコミックから提案された」 「絶対に失敗できないと気合を入れて『ロードランナー』の中本、『ナッツ ミルク』の菊田、『スターソルジャー』の野沢のメインプログラマー3人が別々に作ったものを最後に合わせた。つまりゲーム3本分の労力をかけている」 「開発中の絵を小プロ経由で藤子F先生に見てもらったところ、『ドラえもんのヒゲは(片側)3本ないと困る』と指摘され(開発中はヒゲが2本だった)、グラフィッカーに直接電話して、一晩か二晩かけてキャラパターンを全部書きなおした」 本作のエンディングの構図は、当時を知るプレイヤーからはFC『グーニーズ』のエンディングに似ているとネタ交じりだが指摘されていた。実際はせいぜいオマージュレベルの大筋しか似ていないが、検索サイトなどが存在しなかった当時は比較するのも難しかったこともあり「夕焼けの海の背景で登場人物が横1列に並び逆光でシルエットになる」という部分は知られてそれが印象に残ったためかほぼ同じ構図と誤解されていた。 そして大長編作品『ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険』の公式サイトにおいて、本作のエンディングとよく似た画像が使用されている。もう1枚のイラストは『ドラえもん3 魔界のダンジョン』のパッケージに似ている。 プレイの際は、各ボスキャラクターなどを倒した際に画面が激しくフラッシュするので注意。ステージの切り替わりにタイムマシンで移動する演出が挿入される場面も人によっては不快感を覚える可能性があるため注意。 ゲームでは常にステージ間の移動はタイムマシンが使われているがモチーフとなった大長編3作とも過去や未来ではないため劇中では舞台となる場所への移動手段にタイムマシンは使われていない。 一応ドラえもんが使用するタイムマシンは時間軸だけでなく出現する場所も変えられるため実質的な移動手段としての利用も可能ではあるが原作では場所のみの長距離移動はどこでもドアが主体なので違和感を覚えるかもしれない。 『宇宙開拓史』はロップルの宇宙船の扉とのび太の部屋の畳が事故で繋がっただけ、『大魔境』と『海底鬼岩城』はどちらも現代の秘境や海底が舞台。 加えて『宇宙開拓史』の舞台となる星系は原作では22世紀の時点の地球でも存在を知られていないのでどこでもドアなどでの行き来は不可能(*10)なため、タイムマシンでも本来なら行くことができない可能性が高い。 CSで放送されているゲーム番組『ゲームセンターCX』では、比較的初期に挑戦が行われたにもかかわらず未だにDVD化がされていない。ドラえもんの権利関係が原因と推測されている。 コロコロコミックで連載されていた「ファミコン少年団」(さいとうはるお)では、なぜか本作の発売を妨害しようとする謎の悪の組織と少年団が戦う回があり、なかなかのトンデモ回である。単行本には収録されているが、電子書籍化はされておらずプレミア付きであるため読むのは少々難儀する。
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【TOP】【←prev】【SUPER Famicom】【next→】 ニチブツ アーケード クラシックス 2 平安京エイリアン タイトル Nichibutsu Arcade classics 2 ニチブツ アーケード クラシックス 2 平安京エイリアン 機種 スーパーファミコン 型番 SHVC-P-AACJ ジャンル アクション 発売元 日本物産 発売日 1995-12-15 価格 5980円(税別) ニチブツアーケードクラシックス 関連 SFC ニチブツ アーケード クラシックス ニチブツ アーケード クラシックス 2 平安京エイリアン PS ニチブツ アーケード クラシックス 平安京エイリアン 関連 Console Game FC NEO平安京エイリアン Handheld Game GB 平安京エイリアン 駿河屋で購入 スーパーファミコン
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ドラえもん のび太と緑の巨人伝 DS 【どらえもん のびたとみどりのきょじんでん でぃーえす】 ジャンル ひみつ道具アクション 対応機種 ニンテンドーDS メディア 512MbitDSカード 発売元 セガ 開発元 インティ・クリエイツ 発売日 2008年3月6日 価格 5,040円(税込) プレイ人数 1~4人 セーブデータ 4箇所 レーティング CERO A(全年齢対象) 判定 なし ポイント DSドラえもんゲーム唯一の横スクロールアクションひみつ道具の多彩さが魅力丁寧な作りながらも大味な面も… ドラえもんシリーズ ドラえもん のび太と緑の巨人伝 DS 概要 主なルール 主なモード 基本ルール ひみつ道具 どうぐレンジ 心の友 ミニゲーム 評価点 問題点 総評 余談 概要 説明不要の国民的アニメ『ドラえもん』のゲーム化の一角。"ニンテンドーDSでリリースされたドラえもんゲーム"としては通算3作目にあたる存在。同年上映されたアニメ映画『ドラえもん のび太と緑の巨人伝』を題材にしており、概ね映画版と同じストーリー描写がゲーム内で再現されている。 前作・前々作のDSドラえもんゲームのジャンルはカードバトルRPGだったが、本作は横スクロールアクションゲーム(+ ミニゲーム集)となっている。 開発は近年の『ロックマンシリーズ』やキャラ ゲーのアクションゲームに関わる事が多いインティ・クリエイツが担当。 任意セーブ方式。メイン操作は十字ボタンとボタンで行うが、ミニゲームなどではタッチ・マイク操作を要する。一部ボイスあり。 主なルール 主なモード メインゲーム 一人プレイ専用の本作のメインゲーム。モード決定後に以下の項目が選べる。 「はじめから」「つづきから」:前者は新しくゲームを始める。後者は以前セーブした箇所からゲームを再開する。ゲーム内でセーブをしてしまうと、前者の選択はできなくなる。 「だいずかん」:ゲーム中に登場した様々な"ひみつ道具"の情報を鑑賞できる。内容は原作における情報であり、ゲーム中の効果情報ではない。 「パスワード」:パスワード入力に成功すると何かのアイテムが入手できる。パスワードは発売当時「コロコロコミック」の紹介コーナーなどで掲載され、その後は公式サイト(現在閉鎖)にて全てのパスワードが公開されていた。 「チャレンジ」:ゲーム内でプレイした事のあるミニゲームを自由に選んでプレイできる。 「クリアデータではじめる」:一度ゲームをオールクリアすると出現する項目。前周で入手した"ひみつ道具"などを引き継いだ状態で、ゲーム最初からのプレイができる。 対戦プレイ ミニゲームの1つ「けんじゅうおうコンテスト」が対戦形式でプレイできる。二~四人プレイ対応。 ダウンロードプレイ専用で、ソフトは1つのみでOK。なお、他のミニゲームの対戦プレイは行えない。 基本ルール ゲームの流れ。 本作のステージは、横スクロールの「アクションパート」とミニゲームの「ミニゲームパート」の2タイプがあり、どのステージも必ず通らなければならない道となる。 アクションパートでは「フィールドステージ」と「戦闘ステージ」を行き来する展開でゲームが進行する。 フィールドステージは、ゲーム前半は「のび太達の住む町」、後半は「緑の星」が舞台となる。ここでは敵があまり登場せず、自由に行動ができる。クリア条件が指定される場合もある。 戦闘ステージは「特定地点まで進む」「ボスを倒す」などのクリア条件を達成すればステージクリアとなる。クリア後は必ず何かしらのイベントが挟まれる。一度クリアした戦闘ステージは、フィールドステージを通して何度でも再挑戦が可能(例外あり)。再挑戦中は、途中で抜けてフィールドステージへと戻る事もできる。 フィールド・戦闘ステージ共に、画面内で倒した(消えた)雑魚敵や仕掛けは、画面を移動させると何度でもリセット(復活)する。 特定のアクションパートのステージをクリアするとミニゲームが始まる。 該当ミニゲームをクリアすると、その周回のメインゲームにおいては二度と発生しない。一度プレイしたミニゲームは、チャレンジ内にて単体で自由にプレイできる(上記)。 操作系統(アクションパート)。 本作は"ドラえもん"と"のび太"を切り替えながら操作する方式を採用している(例外あり)。 一度に操作できるのは"ドラえもん"・もしくは"のび太"のどちらに限られる。待機(非操作)状態のキャラは、原則として自動で操作キャラの後ろへと付いていく。 後述「キャラクターチェンジ」で操作キャラ・待機キャラの切り替えが可能。各キャラには独自の性能差があり、お互いを使い分けていく事こそが攻略の鍵となる。 ゲームの関係上、待機キャラが落とし穴に転落するなどで画面内から消える事があるが、これにはミスなどのペナルティはない。消えた待機キャラは後述操作でいつでも呼び戻せる。 ドラえもんとのび太の操作は以下の通り(各キャラ共通)。 十字ボタン左右で左右移動。キー下でしゃがみ動作。キー上下で"つた"のしがみつき・及び昇り降り動作。 Bボタンでジャンプ動作。ボタンの押す長さによってジャンプ力が変わり、ジャンプ中の移動制御が可能。 特定地形にいる場合、十字ボタン下とBボタン同時押しで下位置へと落下できる。 Yボタンで装備系ひみつ道具(下記)を使用する。 Xボタンでキャラクターチェンジを行う。詳しくは前述を参照されたし。 LかRボタン押し・もしくは"ひみつきち"にいる待機キャラをタッチすると、待機キャラを呼び戻せる。 付近に会話キャラがいる場合、近づいてAボタンで話しかける事ができる。 操作系統(下画面)。 アクションパート中における下画面には「ひみつきち」という部屋があり、下画面のタッチ・もしくはSTARTボタン押しで以下の行動を起こせる。 「ポケット」「どうぐ」:装備系・自動系・使用系の各種ひみつ道具の装備などが行える。 主なルール ひみつ道具 「でる」:一度クリアした戦闘ステージ中限定で選択可能。戦闘ステージ途中からフィールドステージへと戻してくれる。 「もくてき」:今いるステージのクリア条件や、簡易なヒント情報が聞ける。 「どうぐレンジ」:素材やレシピを使い、ひみつ道具などの作成を行う。 主なルール どうぐレンジ 「ひみつきち」:どうぐレンジで作成したドレスアップアイテムを、"ひみつきち"内に飾り付ける。 「待機キャラ」:"ひみつきち"にいる待機キャラをタッチすると、ゲーム内に呼び戻せる(上記)。 「心の友」:"ひみつきち"にいるジャイアン・スネ夫・しずかちゃんのいずれかをタッチすると、各キャラ専属のサポート技を発動できる。 主なルール 心の友 なお、"ひみつきち"の行動中はポーズ機能も兼ねている。 アイテム・お助けキャラについて。 ステージ中における敵の撃破・及びどこかに放置された形で以下のアイテムが出現する。 「ハート」:小と大の2種類があり、前者はライフ値1つの半分・後者はライフ値1つが回復する効果。 「鈴」:コスト値のストックが1つ回復する効果。 「ドラ焼き」:1UPの効果。最大で9までの残機ストックが可能。 「素材アイテム」:何かしらの素材アイテムが1つストックされる。複数種類あり。 「レシピアイテム」:何かしらのレシピアイテムがストックされる。複数種類あり。 ステージ中には以下の「お助けキャラ」が出現し、話しかける事で様々な恩恵を受けられる。 「ミニドラ(赤)」:操作などのチュートリアル解説をしてくれる。ミニドラによっては、攻略に適切な装備系ひみつ道具を勧めてくる事もある。 「ミニドラ(緑)」:一度クリアした戦闘ステージ限定で登場。戦闘ステージ途中からフィールドステージへと戻してくれる。 「神様ロボット」:「最大ライフ値1増加」「最大コスト値1増加」「一定時間無敵」「心の友ゲージ全回復」の各効果。前2つに関しては、ロボット一体につき1回のみしか受けられない。 ミス条件について。 アクションパートにおいては、ライフ 残機制を採用している。残機がすべて尽きるとゲームオーバー。 初期ライフ値は4つで、神様ロボットの恩恵を受けると1つづ増していく。ダメージによるライフ値減少量は、敵の種類などによって変わる。 ダメージ条件は「操作キャラが大方の敵や敵攻撃に触れる」「トラップに触れる」のいずれとなる。 「操作キャラが落とし穴に転落する」「壁同士に挟まれる」「自動系ひみつ道具のエラチュ-ブなしで水中へと潜る」と即ミス。 ミス後は該当ステージ内の戻り復活方式。ステージ途中に配置されている「中間ポイント」に操作キャラが触れると、ミス後の復活はそこからの再開となる。 ゲームオーバー後のコンティニューは無制限に可能。該当ステージの最初に戻される事を除けば、コンティニューによるペナルティはない。 ミニゲームパートにおいては、クリア条件を達成しなければ即ゲームオーバーとなる。 こちらもゲームオーバー後のコンティニューは無制限。ミニゲーム最初からのやり直しになる以外でのペナルティはない。 オールクリア後の特典について。 一度メインゲームをオールクリアすると、ゲーム終盤・もしくはゲーム最初からの周回プレイが行える。 項目の"つづきから"を選ぶとゲーム終盤から、"クリアデータではじめる"を選ぶとゲーム最初からのプレイとなる。双方共に、前に入手した"ひみつ道具"などの引継ぎがされた形となる。 オールクリア特典として「くろうみそ」という特殊な"ひみつ道具"が入手できる。 "クリアデータではじめる"時では「"くろうみそ"を使用するか否か」という選択があり、それを使用すると「ハードモード」としてゲームを始める事ができる。 ハードモードでは「操作キャラの最大ライフ値制限」「敵のスピード上昇」「自動系ひみつ道具の"ひい木"を装備しないと、敵がアイテムを落とさなくなる」などの過酷な条件が加わる。 一度ハードモードにすると、プレイデータ内における"くろうみそ"使用の取り消しは行えない。プレイヤーの腕前によっては詰みに近い状況に追い込まれる可能性も考えられる。 ひみつ道具 ひみつ道具について。 本作では多種多様な「ひみつ道具」が存在し、"ひみつきち"内からそれらを自由に装備・及び使用ができる。道具のタイプは下記の3つ。 ゲーム初期時では限られた道具しか持っていないが、「イベント入手」「どうぐレンジ作成」などの方法で道具の数が増えていく。 装備系ひみつ道具(持つ) ドラえもんとのび太に1つづつ装備させ、行動手段として使用できる道具。ドラえもんとのび太では装備できる道具が異なる。 各キャラが装備できる道具は、そのキャラ専用の装備となる。すなわち、ドラえもん専用の道具をのび太が装備する事はできない(その逆もしかり)。 ドラえもんの道具は特殊移動性特化・のび太の道具は攻撃性特化に優れるものが多い。ほとんどの道具は先へ進む為に必要不可欠。道具の総数は12種類(ドラえもん6種類・のび太6種類) + 装備系ひみつ道具一覧 「水中」は水中時での使用が可能か否かを示す。 ひみつ道具 紹介 水中 装備系ひみつ道具(ドラえもん専用) くうきブロックせいぞうき ドラえもん手前上に空気の足場を作れる。最大で同時5回の足場作成が可能。足場を"のび太"の"くうきほう"で当てると前方に飛ばせる。 不可 SLえんとつ Yボタン連打でドラえもんを猛スピードで突進させ、その途中にいる敵を体当たりで倒せる。移動中はブレーキとジャンプ以外の移動制御が効かず、状況によっては危険も伴ってしまう。 不可 タケコプター 使用中はドラえもんを八方向飛行させ、空中を自由に飛び回る事ができる。しかし、飛行時間が10秒程度と極めて短く、使用中は完全無防備というリスクもある。 不可 バショーせん 近距離用の武器。大方の当てた敵を前方に吹き飛ばせる。溜め攻撃が可能で、通常では効かない重い敵をも吹き飛ばす。 不可 ペンシルミサイル 単発の高威力ミサイルを上方向へと発射する。ミサイルは十字ボタンで操作できる。発射中は身動きがとれず、敵が多くいる場所で使用するのは自殺行為以外の何者でもない。 可 ひらりマント ドラえもんが地上にいる場合、Yボタン押しっぱなしでマントをかざし、大方の敵攻撃を跳ね返せる。空中でも使用可能。地上使用時はドラえもんが動けなくなる制限あり。 不可 装備系ひみつ道具(のび太専用) ウマタケ Yボタンで"のび太"がウマタケに乗り、乗馬中に再度Yボタンで降りられる。乗馬中は跳ね上がる感じで動き、敵を踏みつけて攻撃できる。 不可 くうきほう 連射が効きにくい上に射程制限があるものの、クセが少なく使いやすい飛び道具系武器。ドラえもんの"くうきブロックせいぞうき"を前方に飛ばせる。 不可 アタールガン 威力は低いが、3連射可能で若干のホーミング機能を搭載した飛び道具系武器。水中戦では使用できない"くうきほう"の代役として活躍する。 可 ドリームガン 一切の攻撃力は持たないが、当てた敵を眠らせる飛び道具系武器。眠った敵は足場として利用できる。 可 デンデンハウス 使用中はのび太がデンデンハウス内に篭り、完全無敵状態となる。しかし、使用中はジャンプ以外の行動ができない為、完璧なる無敵保持をできる訳ではない。 可 ショックガン 最強の攻撃力・連射可能で端まで届く射程・水中でも使用できる飛び道具系武器。欠点らしい欠点がなく、入手すれば劇的に敵を倒しやすくなる。 可 自動系ひみつ道具(付ける) 装備させると自動的に効力が発揮される道具。ドラえもんとのび太による性能差はない。 ゲーム初期時では1つの道具しか装備できないが、ゲームを進めると最大で3つの道具が装備可能。一部道具は装備しないと先に進めない場面あり。道具の総数は16種類。 + 自動系ひみつ道具一覧 ひみつ道具 解説 エラチューブ 水中時における必須道具。これを装備しないと、水中に入った途端3カウント後にダメージとなってしまう。 しあわせカイロ 最大ライフ値が1つ上乗せされる。 グレードアップえき 最大ライフ値が2つ上乗せされる。 じしんヘルメット 最大ライフ値が3つ上乗せされる。 ハッスルネジまき 地上時における移動スピードが速くなる。 かいそくシューズ 通常での水中時は移動速度が低下するが、これを装備すると地上時と同じスピードで移動できる。 トランポリンゲン ジャンプ力が少し高くなる。 スーパーシューズ 装備系道具のウマタケに関係なく、敵を踏みつけ攻撃ができる。 パワーてぶくろ 体当たり・踏みつけ系の攻撃力が上がる。 ほあんカンバッジ 飛び道具系の性能が上がる。 がんじょう ダメージによるライフ値消費が半減する。 みみバン 音波系の敵攻撃が効かなくなる。心の友"きょうおんぱはっしんき"のダメージも無効化できる。 いたみはねかえりミラー ダメージを受けると、相手の敵にも同時にダメージをあたえられる。 オーバーオーバー ライフアイテムなどのライフ値回復が倍になるが、ダメージも同様に倍となってしまう。 エスパーぼうし 通常では見えない通路を透視できる。 ひい木 倒した敵がアイテムを落としやすくなる。ハードモード時では"これ"を装備しないと、敵がアイテムを落としてくれない。 補助系ひみつ道具(助ける) 任意で使用でき、何かしらの効果が得られる道具。後述の理由により使用回数の制限が付く。 道具を使用すると「コスト」というストックが特定数消費される。コスト値が足りないと該当道具の使用ができない場合がある。消費したコストは鈴アイテムを取得する事で回復する。また、神様ロボットに話しかけると最大コスト値が増やせる(初期コスト値は4つ)。 一部の道具は「コスト値は減らないものの、使用してしまうと存在そのものが消滅する」ものもある。消滅した道具は、どうぐレンジで作成しなければならない。 装備・自動系道具とは違い、使用しないと絶対に先に進めない場面はなく、使うも使わないもプレイヤーの自由である。道具の総数は10種類。 + 補助系ひみつ道具一覧 ひみつ道具 紹介 コスト コンクフード ライフ値を3つ回復する。 消滅 グルメテーブルかけ ライフ値を5つ回復する。 消滅 はたけのレストラン ライフ値を7つ回復する。 消滅 まんびょうやく ライフ値全回復に加え、敵攻撃の一種である痺れを直す。 消滅 ヘソリンスタンド 一定時間、ライフ値が徐々に回復され続ける 消滅 ミチビキエンゼル 一定時間、放置アイテムの場所を教えてくれる。指示を無視するとキレかかる(ペナルティなし)。 1 おもちゃのへいたい 一定時間、そばにいる敵を片っ端から射撃攻撃してくれる。 4 ムードもりあげがくだん 一定時間、ダメージによるライフ値消費が半減し、攻撃力全般が増す。 4 ころばしや 周囲にいる敵を3回気絶させる。 3 ミニドラえもん 攻撃援護やライフ値回復をしてくれるが、たまに失敗もする。 2 どうぐレンジ どうぐレンジについて。 ステージ内などで入手した「レシピ」と「レシピに記載された素材」を持っていると、素材を合成して"ひみつ道具・及びドレスアップアイテム"を作成する事ができる。 作成できる"ひみつ道具"などは必ず1回のみの作成となる。同じものを2回以上作成する事はできない。 レシピは全76種類あり、どのレシピも1つしか持てない。素材は全54種類あり、各素材は最大で9つのストックが可能。 心の友 心の友について。 ゲームをある程度進めると、ジャイアン・スネ夫・しずかちゃんによる「心の友」が使用可能となる。 心の友とは「各キャラが専属のサポート技を行ってくれる」というもの。心の友抜きでは先に進めない(レアアイテムなどが取得できない)場面が多い。 心の友を使用すると、各キャラに用意された「心の友ゲージ」が消費され、ゲージが足りないと該当キャラの心の友が使用できなくなる。消費したゲージは時間経過で回復する。 心の友は「キャラ3人 × サポート技3種類」の全9種類。心の友ゲージはサポート技1種類毎に設定されており、ゲージが減るのは使用中のサポート技のみである(*1)。 + 心の友一覧 サポート技 紹介 心の友(ジャイアン専用) エースキャップ 一定時間、自動でボール投げ攻撃で援護してくれる。 モグラてぶくろ 近くにある特定の壁を掘ってくれる。 きょうおんぱはっしんき 画面内にいる敵すべてに大ダメージをあたえるが、耳バンがないと操作キャラ自身にもダメージが及ぶ。 心の友(スネ夫専用) なおしバンとこわしバン 一定時間、壊れた機械の修復・及び×印の機械の破壊を行ってくれる。 むてきほうだい 一定時間、自動射撃攻撃で援護してくれる。 ホームズセット 隠されたアイテムを発見してくれる。杖に近づいてAボタンでアイテム取得。画面が暗転するまで効果が続く。 心の友(しずかちゃん専用) チアガールてぶくろ 一定時間、ライフ値が徐々に回復され続ける タスケテぼう 一定時間、身近にいる敵を倒してアイテム化し、操作キャラが落とし穴に転落するとミスを無効にしてくれる。 おいしゃさんカバン ライフ値を完全回復してくれるが、画面内にいる敵全員も全回復してしまう(一部回復しない敵や、逆に倒せる敵もいる)。 ミニゲーム ミニゲームについて。 メインゲームでは7種類のミニゲーム、対戦プレイではその内の「けんじゅうおうコンテスト」がプレイできる。 ミニゲームでの操作は「アクションパート同様、十字ボタンとボタン使用」「十字ボタンとマイク使用」「タッチのみ使用」といったものがある。 + ミニゲーム一覧 けんじゅうおうコンテスト ビッグライトでおいかけろ! すごいぞ! キー坊 がんばれ! キー坊 ふくらみすぎごようじん ユラユラおちばのヒットマン とべ! スカイリーフ 評価点 徹底的な原作再現。 アニメ映画版のダイジェストは大方踏襲されており、映画同様のストーリー展開が楽しめる。 ゲームの関係上、多少の尺が縮められている節があるものの、ゲームの邪魔にならない程度のイベントが定期的に導入される。 DSのゲームとしてはボイスの量は多めな部類。オープニングデモ・エンディングのイベントは完全フルボイスと大盤振る舞い。 映画版自体にも当てはまる事だが、ドラミや出木杉などのキャラの出番がかなり少ない。原作再現といわれるとそれまでだが、少々残念なところではある。 「のび太に惚れる」ゲーム。 本作はアクションパートやそれ以外の場面でも"のび太"の使用率が高い。ドラえもんゲームとしては割と珍しいキャラ配置ではないだろうか。 飛び道具の装備系ひみつ道具を駆使して敵をなぎ倒す様は、まるでロックマンみたいでかっこいい。ここまでイカした"のび太"を拝めるドラえもんゲームは貴重かもしれない。ただし、これが後述の問題点に繋がってしまうが…。 ひみつ道具の多彩さ。 おそらく、本作における"ひみつ道具"の収録網は、アクションゲームとしてのドラえもんゲームの中でも頂点クラスだと思われる。特に「アタールガン」のようにてんとう虫コミックス未収録作品の道具(*2)をメインに起用した例もある。 上記ルールで述べた"ひみつ道具"(心の友も含む)はすべてゲーム中に使用できるものばかり。「この道具はどういう効果なのか?」と使いこなす楽しみが多く詰まっている。 一時的な演出専用ではあるが「どこでもドア」や「ビッグライト」などの定番道具も収録。ストーリーの関係上、「タイムマシン」が収録されていないのはちょっと残念だが…。 "ひみつきち"におけるドレスアップアイテムにも様々なものが用意されている。 「ちきゅうはかいばくだん」「にんげんせいぞうき」といったトラウマ道具から、「キレイなジャイアン」「ロボ子」といった人型の道具(?)まで、多種多様なものが存在する。 キャラの動きが細かい。 アクションパートのグラフィックはすべてドット描きで表現されているが、これが非常に美麗で一見の価値あり。 「まるでアニメキャラをそのままゲームとして操作している」といっても過言ではない程で、ドラえもんやのび太を筆頭とした主要キャラのアニメーションパターンも非常に豊富。 インティ・クリエイツ開発のアクションゲームは全般的に上質グラフィックだが、その中でも本作のグラフィックの美麗さは上位に位置するだろう。 丁寧に作られたアクションゲーム。 ひみつ道具が多くて美麗なだけでなく、アクションゲームとしての出来も侮れない。 キャラを動かす操作性は超軽快であり、アクション慣れしているプレイヤーならば即効で入り込める。この辺もインティクオリティというべきだろうか。 やり込み要素の多さ。 ただ単にゲームを進めるだけでなく、「レシピや素材を集め、ひみつ道具やドレスアップアイテムをすべて集める」というやり込み要素も用意されている。 通常では1周プレイだけですべてのレシピを集めるのは不可能(説明書にも書かれている)。その為、やり込み目的でいうならば、本作は周回プレイ前提のゲームという事になる。 もちろん、レシピ・素材集めは直接クリアに影響しないので、「単にオールクリアしてエンディングを見たい」プレイヤーに対する配慮もなされている。 問題点 画面切り替えの煩わしさ。 確かにキャラを動かす操作性は超軽快だが、それ以外の操作に手間がかかりやすいという問題も抱えている。 本作は「状況に応じて様々な"ひみつ道具"を使い分けていく」方式を採用している。すなわち、事ある毎に"ひみつきち"画面へと切り替えなければならない。 道具切り替えまでの手順としては「下画面の"ポケット(どうぐ)"をタッチ ⇒ 使いたい道具を選択 ⇒ アクションパートに戻る」となる。ここで問題なのは「ドラえもんとのび太の装備系道具(2種類)・自動系道具・補助系道具・心の友」を頻繁に選び直さなければならない点にある。ゲームを進める上で補助系道具以外は必ず切り替える必要があり、それが進行テンポの阻害に結びついてしまっている感は否めない。 ゲームバランスは正直よくない。 子供向けを対象にしている関係上、全体的に難易度が抑えられている本作だが、それにしても易しすぎる節が強い。 特に指摘されすいのが心の友の1種である"チアガールてぶくろ"の性能が過度に強いという点。これを多用するだけで、強行突破が可能な程。チアガールてぶくろ使用中は、簡単にライフ値を全快できてしまう。しかも、心の友ゲージは全キャラ共に非常に早い為、少し間を置いただけで無限に使用できる。 他にも"のび太"の装備系ひみつ道具であるショックガンの性能も過度に高い。とあるボス敵は3発位で倒せる程の性能(*3) もっとも、チアガールてぶくろ・ショックガン共に嫌なら使わなければいい話ではある。使わないとクリアできない難易度にはなっておらず、ショックガンに至っては"そもそも"どうぐレンジで作成しないと入手できない。 体感的な難易度はむしろ高い部類。 一度倒した雑魚敵が画面外が消えると何度でも復活する為、「前の画面に戻ると、さっき倒した敵に触れてダメージ」という環境に追い込まれやすい。 しかも、本作は操作キャラが大きめに描かれている上に、一画面に登場する敵の割合も多めなので、異様にダメージを食らいやすい傾向にある。 実際、大方単発のボス戦よりも、多勢に無勢な道中戦の方が過酷な場面に遭遇しやすく、この辺もゲームバランス的に首を傾げたくなる。 "これでもか"という位に"ひみつ道具"やアイテムが大量入手できる故に、ゴリ押しによるクリアは容易いが、縛り(もしくはハードモード)のプレイは確実に鬼畜難易度となるだろう。 ドラえもんの扱いがやや悪い。 原作者が明言している通り『ドラえもん』の主人公はドラえもんである(*4)が、ゲーム全体ではのび太を操作することが多い為、どうしてもドラえもんの出番が少なめに…。 のび太とドラえもんの違いは装備できるひみつ道具と「ネズミ系の敵に対する反応」しかない上、ひみつ道具もドラえもんは移動系に優れている代わりに攻撃に乏しいものとなっていて、ドラえもんを中心に操作して進めようとすると難易度が途端に上昇する。 ネズミ系の敵のいる場所では逃げ出してしまい(ドラえもん操作時は強制的に走り出す上にボタン操作が左右逆になる、のび太操作時は勝手に"ひみつきち"に戻ってしまう)、実質のび太しか動かせないステージもある。 しかも初回プレイではドラえもんに装備できる道具は水中では使用できない。 「SLえんとつ」は「星のカービィシリーズ」のホイールなどと同じく「高速走行で前にある敵を蹴散らす」のだが、ボタンを連打しないと走り続ける事ができない。指とゲーム機の負担が無駄に大きく、停止は壁にぶつかるかしばらく放置するか装備している道具を切り替えるしかないし止まらないと向きを変えられない。 「ボタン一つで走行と停止を切り替える」でも事足りるはずだが。 映画での使用率が高い「ひらりマント」も終盤まで登場しない。 ドラえもんで敵を倒したりストーリーを進めたいと思う人も当然存在するが、ゲームの仕様上ドラえもんの主人公らしい勇姿を拝める機会が少ないのが残念な所。 もちろん、「ドラえもんの方が進めやすい」「のび太はそもそも操作すらできない」ステージもある。ドラえもんだけを操作してボスと戦うステージも存在するが、それでも全体的にのび太を操作することが多いため、人によっては寂しさや物足りなさを感じてしまう。 全体的に見るとステージは多くない。 やり込み要素は多いものの、総合ステージ数は控えめである。 1周あたりのステージ数は30。一見では多そうに思えるかもしれないが、これは「ミニゲームパート」「数分で終わるお使い」「ボス戦だけ」のステージも含めた総数である。 ステージ自体のバリエーションは多彩ではあるものの、敵の種類が少なめで、各ステージの構造も長くない。この辺もインティ開発のアクションゲームにありがちな問題である。 ミニゲームが単調気味である。 7種類あるミニゲームはそのどれもが軽いものばかりで、続けてプレイすると確実に飽きてくる。 難易度選択などのバリエーションがない為、ある程度プレイすれば「もういいや…」という気分になる。周回プレイ時におけるミニゲームパートのスキップもできない。 時間無制限タイプのものはスコアが伸びるほど難しくなるが、それでも慣れてくればゲームオーバーになるタイミングを委ねられているようなものである。メインモードと同じく「特定の点を取るとクリア」にして、クリアまでにかかる時間を記録するシステムにするだけで十分な改善になっていたであろう。 対戦プレイが"けんじゅうおうコンテスト"にしか対応していないのも謎。(*5)これを入れる位なら、メインモードをより作り込むべきだと思うのだが…。 一部イベントが飛ばせない。 周回プレイ時はイベントスキップが一部可能となるが、何故か飛ばせないイベントがある。 特にエンディング全般は一切スキップ不可能。フルボイスな上にイベント自体も長い為、終わらせるには結構な時間を消費してしまう。 しかも「見たい時に見る」モードもない。去年と一昨年のソフトの問題点を見事に受け継いでいる。 総評 ドラえもんゲームとしての愛情と、アクションとして作り込まれたゲームシステムの評価は非常に高い作品。 その反面、初心者向けを意識しすぎた故につまらなくなってしまう面も目立ち、何とも勿体無い感がある。 余談 3作続いてきたドラ映画ゲーはここで一旦途切れ、『新宇宙開拓史』『人魚大海戦』『新鉄人兵団』を挟んで3DSでの展開に移行することとなった。
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平安京DX ハンドアウト 平安京DX PC
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平安京DX02 ハンドアウト 平安京DX02 PC
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「平安京の悪夢」 「平安京の悪夢」 黒 妖 (7) スペルカード:封獣 ぬえ 妖怪 7000 ■各プレイヤーはアクティブフェイズにスペルカードをアクティブできない。 ■W・ブレイカー (宣言カードを攻撃したときこのスペルカードは2枚ブレイクする) ◆妖術—【妖力1・黒霊力1/妖力2】 ◆このターンの終わりまで、バトルゾーンにある他のスペルカードのパワーはすべて-1000される。 フレーバーテキスト 第五篇 神楽 ―――こっからさきは行き止まり。 収録セット 第五篇 神楽 25 / 60 参考 封獣 ぬえ
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ドラえもんシリーズ ハドソンからと、エポック社からと存在する。 ドラえもん(ハドソン) でにむぅ エナジム フクロウ
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【TOP】【←prev】【Dreamcast】【next→】 ぼくドラえもん タイトル ぼくドラえもん 機種 ドリームキャスト 型番 T-41802M ジャンル アドベンチャー 発売元 セガトイズ 発売日 2001-1-25 価格 5800円(税別) ドラえもん 関連 Console Game FC ドラえもん ギガゾンビの逆襲 ドラえもん PCE ドラえもん 迷宮大作戦 ドラえもん のび太のドラビアンナイト SCD-R ドラえもん のび太のドラビアンナイト MD ドラえもん 夢どろぼうと7人のゴザンス SFC ドラえもん のび太と妖精の国 ドラえもん 2 のび太のトイズランド大冒険 ドラえもん 3 のび太と時の宝玉 ドラえもん 4 のび太と月の王国 3DO ドラえもん 友情伝説 THE DORAEMONS SS ドラえもん のび太と復活の星 PS ドラえもんの び太と復活の星 ドラえもん 2 SOS ! おとぎの国 ドラえもん 3 魔界のダンジョン キッズステーション ドラえもん ひみつのよじげんポケット N64 ドラえもん のび太と3つの精霊石 ドラえもん 2 のび太と光の神殿 ドラえもん 3 のび太の町SOS ! DC ぼくドラえもん GC ドラえもん みんなで遊ぼう ! ミニドランド Wii ドラえもん Wii ひみつ道具王決定戦 ! Handheld Game GB ドラえもん 対決ひみつ道具 !! ドラえもん 2 アニマル惑星伝説 ドラえもんのスタディボーイ 1 小一こくご・かんじ ドラえもんのスタディボーイ 2 小一さんすう・けいさん ドラえもんのスタディボーイ 3 九九マスター ドラえもんのスタディボーイ 4 小二国語・かん字 ドラえもんのスタディボーイ 5 小二算数・計算 ドラえもんのスタディボーイ 6 学習漢字マスター1006 ドラえもんカート ドラえもんのGAMEBOYであそぼうよ デラックス10 ドラえもんカート 2 ドラえもん あるけあるけラビリンス ドラえもんメモリーズ のび太の想い出大冒険 ドラえもんのクイズボーイ ドラえもんのスタディボーイ 九九ゲーム ドラえもんのスタディボーイ 学習漢字ゲーム ドラえもん きみとペットの物語 ドラえもんのクイズボーイ 2 ドラえもんのスタディボーイ かんじよみかきマスター GG ドラえもん ノラのすけの野望 ドラえもん ワクワクポケットパラダイス WS ポケットの中の Doraemon GBA ドラえもん 緑の惑星 ドキドキ大救出 ! ドラえもん どこでもウォーカー 駿河屋で購入 ドリームキャスト
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ドラえもんカート 【どらえもんかーと】 ジャンル レース 対応機種 ゲームボーイ 発売元 エポック社 開発元 エム・ティー・オー 夏システム 発売日 1998年3月20日 価格 3,980円(税別) 書換 ニンテンドウパワー2000年11月1日/1,000円/F×2・B×1 プレイ人数 1人(対戦時2人) セーブデータ 1個(バッテリーバックアップ) 周辺機器 通信ケーブル、スーパーゲームボーイ対応 判定 クソゲー ポイント 敵は画面のチラつき難しいコースほど簡単になる狂ったバランスアクセルベタ踏み推奨原作要素は割と反映されている ドラえもんシリーズ 概要 特徴 問題点 評価点 総評 概要 ドラえもんゲーの中でも珍しいレースゲーム。簡単に言えば『マリオカート』のドラえもん版。 のび太たちがひみつ道具「はこにわカート」で作ったコースを使い、カートとひみつ道具を駆使して1位を目指す。 特徴 ゲームは「シナリオモード」「VSモード」「タイムアタック」の3つのゲームが遊べる。 シナリオモードは最初に5人の中から好きなキャラを選び、5つのコースを好きな順番でクリアしていくモード。 コースにはレベルが設定されており、そのレベルのコース全てで1位になると次のレベルに進める。レベルが上がるごとにコースが複雑になっていくのだが…。 レベル3をクリアするとエンディング。クリア後はドラミちゃんが使える2周目が遊べ、新コースが追加される。 VSモードは通信ケーブルで対戦が出来る。CPUとの対戦は不可。 タイムアタックは好きなキャラで好きなコースのタイムアタックが出来る。選べるコースはシナリオモードで出現したコースのみ。 問題点 頻発するちらつき。 本作最大の問題点。近くに他のキャラクターがいるだけで激しく画面がちらつくため非常に見づらい。 タイムアタックではちらつかないので、純粋に複数キャラの処理が重いだけの模様。 SEがほとんど存在しない。 カートのエンジン音や妨害を受けた時の音もないため、気づいたら妨害されていたという事が起きやすい。 レース開始時のシグナルの音すらない。レース中は自分がアイテムを使った時くらいしかSEは鳴らないため非常に地味。 セーブデータが1つで完全固定。 1度データを作ってしまうとキャラクター選択も不可能になってしまう。別のキャラでプレイする場合は最初からプレイするかEDに到達する必要がある。 コースのレベルなどもリセットされてしまう。ドラミちゃんを使う場合も「つづきから」を選ばないと使えなくなってしまう。 なお、クリア後に遊べる2周目もやはりレベルがリセットされて最初からになってしまう。 2周目でエンディングをみた後はレベル、キャラクターを自由に選べるようになるが、なぜ最初からこうしなかったと言わざるをえない。 レースゲームとしてみても不満点が多い。 コースは平坦であり、形以外の違いは背景か使用カートのみ。 簡素過ぎて別のコースを走っている感じがあまりせず、作業ゲーム感を助長させてしまっている。 コースのレベルとクリア難易度がかみ合っていない。 一見ジャイアンのぐねぐねとしたコースが一番難しそうに見えるのだが、本作のCPUはコーナリングが苦手なためカーブが多いコースほど簡単にクリアできてしまう傾向にある。そのため、シンプルで走りやすいのび太のコースが一番難しい、という矛盾が発生してしまっている。 ゲームが進むと必然的に複雑なコースが増えていくが、その分難易度は下がっていく。 基本的に減速するメリットはなく、アクセルは常に踏み続けていれば良い。むしろ減速するとあっという間に抜かれる。 一応、上記の複雑なコースなら減速もアリだが、そんな事をしなくてもCPUが勝手に遅れていくためほぼ意味はない。 キャラごとの性能差は存在する…が、正直実感できないレベル。 シナリオモードではCPUに異常なほどの加速補正があり、レーススタートと同時にプレイヤーを置いて全員スタートダッシュして後ろから抜いていく展開になるので、余計性能差など感じられるはずがない。 ただし、ドラえもんとドラミちゃんはキャラ性能が低い代わりにひみつ道具を無制限に使えるというとんでもないキャラ。攻撃アイテム使い放題なのでヌルゲーがさらにヌルゲー化する。 レベルが上がると下がる難易度、どれも同じに見えるコースなどにより、後半になるほど作業感が強くなっていく。 「シナリオモード」というモード名だが、特にシナリオはない。 冒頭でレースをする事になった経緯が語られるくらい。 一応エンディングは1周目と2周目で別々のものが用意されている。 パッケージやポスターでは「みんなの作ったコースでレースをたのしもう!」と書かれているが、コースを作成するモードは存在しない。 「みんなの作った」というのは「のび太たちが作った」という意味なのだが、非常に紛らわしい。ある意味広告詐欺。 評価点 ひみつ道具による効果は特徴的なものも存在する。 左右の操作が逆転する「アベコンベ」、一定時間空を飛んで一部の妨害やコース際の減速効果などを受けない「タケコプター」など。ドラえもんらしい点は再現出来ている。 クソゲーのお約束通りBGMは良い。 意外とグラフィックも悪くない。 コース背景はキャラごとの特色が出ており、コースによってカートのデザインが変わるなど意外と凝っている。 キャラクターの表情やアクションが豊富。 操作キャラが下に表示され、抜いたり抜かれたりする度に一喜一憂する様は見ていて楽しい。 CPUキャラが妨害を仕掛ける際、仕掛けてきたキャラが笑顔で表示されるため、誰がアイテムで妨害してきたかわかる。 ただし、置きアイテムを置くだけでも妨害行動扱いされるのでその場合何が起きたかわかりづらい。 アイテム攻撃を受けた際も受けたアイテムによりカートが固有のアクションを起こす。 ころばしやで攻撃されるとちゃんとすっころぶ。アタールガンに至っては専用のやられグラフィック付きである。なぜ用意したのかさっぱりわからないが…。 総評 レースゲームとしては正直不出来である。GBという機種の中で何とかしようとした結果、様々な問題点が出てしまった。 ドラえもんを題材としたゲームの中でも屈指の低評価を得ているクソゲー。 プレイヤーからの評価は散々だったが、そこそこ売れたのか続編が製作された。
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ニチブツアーケードクラシックス2 平安京エイリアン 日本物産 1995年12月15日 SFC 前作のニチブツアーケードクラシックスとは異なり、 平安京エイリアンのみですが、クラシックバージョンとアレンジバージョンが収録されている